コンパス社員がお届けする最新情報ブログ

コンパスの生まれたキッカケ・なぜコンパスと言うのか。

初めまして。
今回お伝えするのは、弊社の社名にもなっている【コンパス】についてです。
ここでは、文房具の【コンパス】と、登山などで使う【コンパス】(羅針盤)についての歴史をお話します。
また、日本で【コンパス】という言葉が、なぜ羅針盤や文房具の両方を指すようになったのかについても触れてみたいと思います。
~歴史~
※現在の学術界でも「伝説と史実が混ざっている」とされているため、
あくまでも一つの説として知っていただけますと幸いです。
コンパスの元祖と呼ばれているもの、それは中国で生まれたとされる【指南魚(しなんぎょ)】です。
北宋の科学者・沈括(しんかつ)が書いた『夢溪筆談(むけいひつだん)』(1088年ごろ成立)の中に、
「磁針を水に浮かべて方向を測る」という記述があり、指南魚に近い描写とされます。
↑もっとも信頼されている文献。
しかし、中には当時の中国は技術力が最先端だったとされるため、
秦・漢代(紀元前3〜後3世紀)には「磁石は南を指す」という知識が書物に登場(例:『淮南子』)
~歴史~の冒頭でもお伝えした通りですが、さまざまな説があるので、今回は『夢溪筆談(むけいひつだん)』を元に見ていきたいと思います。
本の記述では11世紀初頭に中国で誕生し、方位磁針の原型となるものとしては、方位磁針相当の磁力を持った針を木片に埋め込んだ「指南魚」が3世紀ごろから中国国内で使われていた。
名前に「魚」とつくのは、多くの場合木片を魚の形に仕上げ、魚の口の部分が南を向くようにしたもの。(文字通り「南を指す魚」=「指南魚」)
指南魚を水に浮かべることで、現代の方位磁針とほぼ同様の機能を実現。
方位磁針の改良によって航海術は著しく発達し、大航海時代が始まったとされています。
(まさにワンピースもログポース(記録指針)がないと大変なことになってしまいますね。)
※気になる方は調べてみていただけると嬉しいです。
2つのコンパスについて
日本で「コンパス」と聞くと、2つのものが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
そうです。
算数や数学で使っていたコンパス(両脚器)と方位を調べるためのコンパス(羅針盤)ですよね?
何故どちらもコンパスと呼ばれているのか、そしてどちらが早く広まったのかを簡単に触れてみたいと思います。
~羅針盤・文房具編~
先にお伝えすると、どちらのコンパスもヨーロッパ語源です。
羅針盤も文房具も、江戸時代(1600年ごろ)に唯一外交をしていたオランダから伝わったそうです。
もとは【羅針盤=コンパス】として伝わりましたが、明治時代に【文房具=コンパス】と呼ばれるようになったそうです。
コンパスの意味自体が元々ラテン語で、【com=円】【passus=くぎり】となっています。
どちらに対しても【円を方位で分割する】という意味が当てはまるため、
日本に浸透するのが速いか遅いかの違いだったみたいです。
調べた結果、羅針盤のコンパスが先に浸透し、その後文房具としてのコンパスが浸透し始めたそうです。
コンパス株式会社の由来
ここまではコンパス(羅針盤・両脚器)についてお話をしましたが、ここからは弊社の名前の由来です。
なぜコンパスという社名にしたのか、、、
それは弊社のホームページを見ていただけますと幸いです!!
弊社の会社としての想いや、どんな会社か。がわかるかと思うので、ぜひ一度見てください。
このあとは乗馬をしに行くので、今回はこの辺りでお暇させていただきます。
皆様からのお声がかかれば、また現れるかもしれません。
皆様が信じればまたきっと会えます。楽しみにしてます。