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知的リフレッシュの選択肢~博物館のすすめ~

こんにちは。コンパス株式会社のK.Mです。
2024年4月より、社内での研修業務に携わっております。
皆さんはお休みの日や、気分転換をしたいときにどのように過ごしていますか?
ゲームや映画鑑賞、ショッピングなど、さまざまな方法でリフレッシュされていることと思います。
今回、そんな選択肢のひとつとして「博物館」という過ごし方をご提案したいと思います。
博物館の魅力とは?
博物館と聞くと「堅苦しい」「難しい」といった印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、博物館は「歴史や自然科学等の資料を収集・研究し、その成果を展示などを通して発信する機関」ですので、内容によっては「難しくてよくわからない」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、私はむしろ「よくわからないからこそ、行く価値がある」と思います。
普段触れることのない知識や文化に出会い、視野が広がるその体験こそが、リフレッシュになると考えています。
さらに、博物館の楽しみは「知識」だけではありません。
展示物の迫力に圧倒されたり、見たことのないものに好奇心をくすぐられたりと、純粋に「面白い」「楽しい」と感じられる体験も数多くあります。
おすすめ博物館3選
ここからは気軽に行けるおすすめの博物館を3つご紹介します。
アドミュージアム東京(汐留)
一つ目は、汐留のカレッタ汐留内にある「アドミュージアム東京」です。
その名前の通り「広告」をテーマとした日本で唯一の博物館で、
江戸時代から現代に至るまでの看板やポスター、CMなどを通じて、
広告の変遷や、広告と人々とのかかわりについて学ぶことができます。

個人的におすすめの展示は2階のライブラリーです。
ここでは、日本で放送された膨大な数のCMを自由に閲覧することが出来ます。
有名な作品はもちろん、中にはここでしか見られないような作品などもあるので、
休憩がてら気軽に立ち寄って、お気に入りのCMを探してみるのもいいでしょう。
入場無料です。
インターメディアテク(丸の内)
二つ目は、東京駅近くの「KITTE丸の内」内にある「インターメディアテク」です。
こちらの博物館は、東京大学と日本郵便が共同運営している施設です。
行くと、入り口近くの「マチカネワニ※」の大胆な展示にまず目を奪われると思います。
※トヨタマヒメイア・マチカネンシス:約30~50万年前に日本に生息していた大型のワニ

旧東京中央郵便局舎を改装した展示室に、東京大学総合研究博物館の所蔵する学術標本が並べられており、建築の雰囲気や雑多なレイアウトに独特な趣があり、とても魅力的な博物館です。
展示物だけでなくそれらが収納されているケースも多くが年代物なので
館内には展示ケースありきで展示室が作られたコーナーなども存在します。
商業施設の一角にあるので展示量はそれほど多くはないのですが、内容としては自然科学から民俗学、数学など多岐にわたります。東大らしく赤門に関する展示もあります。

こちらも入場無料ですので、ちょっとした空き時間等に立ち寄ることが可能です。
国立科学博物館(上野)
最後にご紹介するのは、上野にある「国立科学博物館(通称:科博)」です。
国立科学博物館はアジアにおける科学系博物館の中核施設であり、自然科学に関するあらゆる資料・標本が大量に展示されています。
館内は日本館・地球館に分かれており、一日では見切れないほど大きな博物館です。
しかも展示物の量だけでなく、その貴重さも大変なものです。
例えば、地球館地下1階に展示されている「トリケラトプス」は実物の化石(博物館の化石標本はレプリカが多い)で、ほとんど例が見られないほど保存状態が良く「世界で最も美しいトリケラトプス標本」と言われています。

ちなみに少々マニアックな話になるのですが、同じ展示室にはもう一体トリケラトプスの化石標本が展示されており、同時に2種類(ホリドゥス種とプロースス種)のトリケラトプスを観察できる、貴重な展示となっています。
また、渋谷駅で有名なあの「ハチ公」や南極物語の「ジロ」に会うことが出来たり、1970年の大阪万博で話題になった「月の石」も常設展示で見ることが出来ます。
このように、国立科学博物館は、訪れる人の知的好奇心を深く刺激し、新たな発見と感動をもたらしてくれる場所です。
意外な展示物との出会いや、今まで知らなかった事実に心が躍るはずです。
おわりに
今回ご紹介した3つの博物館は、どれも気軽に立ち寄れて、普段とは違う刺激や発見を与えてくれます。
日々の業務で忙しい皆さんも、ぜひ博物館という新しいリフレッシュ方法を試してみてはいかがでしょうか。
きっと、知的好奇心を満たす時間は、心をリセットし、次の活力へと繋げてくれるはずです。